11.26.2011

故郷 陸前高田

























東京に滞在中お世話になった友人と別れた。言葉では表せない感謝と、これから一生切れることのないであろう縁について想った。少し画面がブレてしまった。


 I parted from my friends who did something for me during stay in Tokyo. I thought about gratitude to my friends in Tokyo and our relationship which won’t break off forever. The photograph is slightly blurred.

11.15.2011

故郷 陸前高田

























東京についたその日、地震が起こった。
2日くらいテレビをずっと見ていた。12日にはテレビの上空からの映像で実家が流されたことがわかった。
天気がよくて、国分寺でわざと迷子になって歩く。日差しがとても暖かい。

故郷 陸前高田

これから「故郷 陸前高田」というタイトルで写真を更新していこうと思います。
2011年3月10日の盛岡バスセンターからはじまり、東京に滞在した一週間と少しと、陸前高田に帰ってから盛岡に戻る4月7日くらいまでの二週間くらいを撮ったものです。
どれくらいの期間更新することになるのかよくわかりませんが、よろしければ最後までお付き合いください。







八王子で3月15日から17日までの予定で開かれる「時間のゆくえ」という合同写真展に参加するため、夜行バスで東京に向かいました。
久しぶりの東京に不安もありましたが、相当期待に胸膨らんでいたように思います。

11.14.2011

盛岡バスセンター




はじめてバスセンターに行った時のことをよく覚えています。
時間が大分前から止まっているような、時計の針が一瞬にして逆行してしまったかのような頭が麻痺したような感覚、一度も吸うことの無かった昭和の空気への一種の憧れが、瞬間、自分の中ではじけたような衝撃がありました。足を踏み入れた瞬間、ここはなんとしても撮らないといけないと思いました。


夕方の時報とともに流れてくる相撲中継の音声やバスの発着を知らせる独特な訛りのアナウンス、夜行バスの到着を告げる運転手が、どこか違う場所、遠くへ運んでくれるような、そんな気分にさせます。
冬に近づくにつれて、そんなことが唐突に、文脈もなく頭をよぎるようになりました。今年も撮りに行きます。